00:08 世界にそっとふれる度 思い知るんだ 思い出すんだ

00:16 幼い頃の僕らは 無邪気さに守られたまま

00:23 呼び合う名前と 明日の約束 それだけで世界は一つだと思えた

00:31 分かり合えないことが 許し合えないことが 一つ二つ増えていく その度に僕は

00:39 信じ合えると期待することさえも やめてしまった ずっと

00:47 僕は 僕らは それぞれ別の世界を生きている 近付いたと

00:54 思えば 離れ離れに そう繰り返す度 一人きりを思い知るんだ

01:02 僕が 僕らが それでも誰かを求めるのは 孤独をただ

01:10 素直に 受け入れたまま 生きていけるほど 大人じゃないから

01:18

01:25

01:32 教室の後ろに貼られた 違う色で描かれた同じ景色たち

01:40 僕らは誰もが それぞれで違う 少しのズレもなく 重なることはないのに

01:48 描いている理想からどれだけ 離れているかで測るような 愛に似せた 一人よがりは 行き過ぎた ないものねだり

01:55 確かめる度 嫌になって 求める度 身勝手になって 失う度 臆病になった

02:02 今より多くは望まないから 今より遠くへは行かないで

02:11 そうやって曖昧な距離を保つことが 大人になることだと思い込んだ

02:18 僕は 僕は 傷付くことから逃げているだけで 本当はただ

02:27 今でもまだ 信じたいんだ ずっと

02:33 僕は 僕らは 誰もが別の世界を生きている だから手を

02:42 繋いで そう言葉を交わして 一人きりではないよと お互いに誤魔化し合うんだ

02:49 いつか いつか この未熟な孤独に包まれて 覚えた

02:57 寂しさと痛みの分だけ 優しくなれたら 人を信じられたら ずっと

03:05 僕も 君も 誰もが一人だ 分かり合いたいと

03:13 寄り添い合った心が ふれるその時 一瞬この世界は一つに見えた

03:20