00:10

00:14

00:19 今日も

00:23 携帯電話をポッケに入れて歩くけど

00:28 待てど暮らせどあの人からの連絡はなくて

00:33 まるで寂しさをポッケに入れて歩いている

00:37 ような そんなこんな僕です いっそ

00:42 携帯なんて捨ててしまおうかと思うけど

00:46 電話帳にいくつもの名前が入っていて

00:51 まるで友達を携帯しながら生きている

00:55 ような そんな変な僕です もうわけ

01:00 が分かんなくなっちゃって 一人ぼっちになりたくなって 電

01:05 源を切って 僕に｢おやすみ｣

01:09 こんなものがなければ 今日も僕は一人だと

01:14 思い知らされることもなく 生きてけたんだろう

01:18 だけどこれがあるから 今日もどこかの誰かの

01:23 ポッケの中に僕の居場所が あるんだろう

01:27 ふいに

01:32 携帯電話を暇つぶしがてら見ていると

01:37 あのケンカも あの約束も残っていて

01:41 まるで僕の歴史を携帯しながら生きている

01:46 ような そんなこんな僕です さらに

01:50 電話帳の名前をぼんやりと眺めていると

01:55 どうにもこうにも思い出せない人がいて

01:59 まるで僕よりも僕のことを分かっている

02:04 ような そんな変な箱です もう何

02:09 も分かんなくなっちゃって 僕を僕のものしたくなって 電

02:13 源を切って 僕に｢おかえり｣

02:18 こんなものがなければ 今日も君がいないことを

02:22 思い知らされることもなく 生きてけたんだろう

02:27 こんなものがあるから 忘れていいようなことも

02:31 何ひとつ失くせずに いつまでもずっと残ってい

02:36 る だけど だから 今日も

02:41 ポッケに入れて 僕は歩いてく

02:43

02:47

02:52

02:57 見

03:01 えもしない 聴こえもしない 君

03:06 と繋がっている不思議 見

03:10 えない糸が張り巡った その

03:15 中で今日も僕は生きてる その

03:19 中で今日も僕は探してる

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03:26 こんなものがなければ 今日も君はいないこと

03:31 君と確かにいたこと すぐ隣にいたこと

03:35 そんなことのすべてを 僕と君のすべてを

03:40 失くせそうにもないこと 忘れられそうにもないこと

03:45 だけどこれがあるから こんなものがあるから

03:49 今日もどこかにいる君の ほんの少しだとしても その

03:54 中のどっかに僕の居場所が あるんだろう

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