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00:13 何回も崩れ落ちた、この心の臓の端散り散りに、

00:19 あなたの嫋やかな輪郭をそっと、 重ねては繋いでいるんだ。

00:26 何遍も通り抜けた夜の、先にある夢散り散りに、

00:32 抱えた麗やかな感情をずっと、大切に運んでいるんだ。

00:38 意味ない話、ただ、繰り返し。また何もなく、朝陽が照る街。

00:44 長いあらまし、儚い足掻き、現をひたすら歩いては、

00:51 擦り減ったこの靴底が、見てきた景色は孤独だった。 溢

00:57 れそうなぼくの言葉が向かう方に、もうあなたはいない。 移

01:03 ろい散ったあの緋の香りばかりが、微かに残っている。 そん

01:10 な日々をまたかき集めて、忘れない様にしまっている。

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01:28 前略。共に足を刻んだ砂も、それを掻き消したあの波も、 今や四方を囲むグレイ、反響するのはいつだって愁い。

01:35 荒んだ心情を癒す様に、その空間と同じ様に、 散らばった記憶を固めて形を保つのがやっと、の今日だ。

01:41 過ぎ去った季節を、ただ深まった亀裂を、 幾度となく耐え忍びまた訪れる霞がかった次節を、

01:47 尚、待った。その続きをひたすらに願った。 この心臓を預けられる何かが、そこに在るのだと思った。

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02:06 嗚呼、 キリ無い話、また、繰り返し。ただ変わりなく、夕陽が澄む街。

02:12 淡い眼差し、儚い証、現をひたすら歩いては、

02:19 擦り減ったこの靴底が、見てきた景色は孤独だった。 溢

02:25 れそうなぼくの言葉が向かう方に、もうあなたはいない。 移

02:31 ろい散ったあの緋の香りばかりが、微かに残っている。 そん

02:37 な日々をまたかき集めて、忘れない様にしまっている。

02:44 忘れない様にしまっている。

02:50 忘れない様にしまっている。