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00:27 君からする死の匂いは 焼きたてのパンに少し似て、

00:31 トースターの底、溜まっていた思い出を愛し損ねている。

00:36 忌諱からくる庇護し合いは外来の花が育つようで。

00:40 水面を全て埋め尽くした。 美しく、息が、詰まる。

00:44 息が詰まる。

00:49

00:53 日々、絡まる譲り合いはコンセント積もる、埃の匂い。

00:58 ある朝全てがなくなってしまっても、 多分いいんだろう。

01:02 木々さざめく庭の端で、 爪先立ちを繰り返す。

01:07 諦めた後啜る珈琲は、少し甘い。

01:12 ダクトに流れる暮らし≒

01:16 額縁の中にしまう後悔。

01:20 馬鹿げている世界を、

01:25 踏み越える度に悲鳴が響いた。

01:29 解けてゆく。 君の

01:34 身体、心も、 包帯のようだった。

01:38

01:43

01:47 鞄の中、溢れていた水筒に肩を落としながら

01:52 ガードレールが1-1 ゴールの旗を目指していた。

01:56 煙が昇って行く。

02:01 諦めたあと啜る珈琲は 少し甘い、少し甘かった。

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02:14 割れた電球の破片を金属バットで端にやる。

02:19 階段に座り、眠りにつく。眠りにつく。

02:23 明日また、僕じゃないといいな。 明日には、僕じゃないといいな。

02:28 ぐにゃりと歪んだ、足元の何か。

02:32 馬鹿げている世界を、

02:37 踏み越える度に悲鳴が響いた。

02:41 解けてゆく君の、

02:45 結び目に僕はなれやしなかった。

02:50 馬鹿げている世界を、

02:55 振り返る度にケラケラ笑った。

02:59 ふざけている。 未来は、

03:04 生き延びた灰の溜り場じゃないんだ。

03:08 ささくれだつ、君が優しさと呼んだ硝子を飲み込んだ。

03:13 飲み込んだ。

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