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00:10 受け入れよう。受け入れた。 肯定してくれたからそれなりに今世を謳歌している。 でも

00:15 慣れ切った立ち居振る舞いはそう簡単には変わらない。

00:20 訳ありクッキーをまとめ売りする。 賞味期限の近い弁当に

00:25 割引シールを貼る19時半。 半額になる22時過ぎ。 あのね、

00:30 先生。そこにはあったから。 わかりやすい答えがあったから。 本質

00:35 が大事とはいうけれど、それが一番表面に出るでしょう。 新

00:40 しい常識が生まれる頃には私、もう化石になってるわ。 もう

00:45 言えよ。掲げる言葉と現実の間には、ずれがあるじゃないか。

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01:00 なんでも一つなかったことにできるのなら、良心と倫理に気をつかってためらって、

01:05 それでもこの気に入らないを消してくれよと願うだろう。

01:10 モネの絵画を称賛してる。 私の絵はずっと右下にある。

01:15 いくつもの音を没にしている。 不細工な曲などもういらない。 あのね

01:20 パパ、ママ。 常識があべこべになったら満足かと問われれば、それは

01:25 それで醜くなりたくなりそうで。 所詮はその程度の意思ね。 侮辱

01:30 を受けるときだけ性を認められる。 だから笑われる前に変えて

01:36 やれよ、お笑いに。 そちらの方がまだ傷は浅くて済むじゃないか。

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02:01 美しい彫刻を愛している。 汚い言葉らを軽蔑している。

02:06 きれいな花だけを選別している。 しわをアイロンでぴんと伸ばして着る。

02:11 競りに勝って飾られるのはアンティーク。 見にくいデザインは総じてノイズ。

02:16 どうして汚れたかなんて説明書き、誰も読むほど興味はない。

02:21 一生わからないはずの人たちが、私たちのようになれるんだと

02:26 正しく教えてくれる。 この苦しみすらもやがて奪われていく。

02:31 受け入れようなんて言ってみたけど、本当は自分が大っ嫌いだと言わせ

02:36 てよ。 美しいというだけでこんなにも見える世界は違うんだね。 ねぇね、

02:41 神様。 次があるのなら、こんなこと思いもつかないくらいのうつく

02:46 しい心の人間にしてほしい。 「私は私だから」って笑 ある日、

02:51 村で一番の美人の彼女は「ババアに整形する」と言い、成し遂

02:56 げた。 相変わらずきれいだった。それでもどこかで思っていた。

03:01 昔の方が可愛かったな。

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